音蓋をスライドする際に生じる塗装剥がれが多少ございます。また木材のスジや少々のヒビ、キズ、補修跡がございますが使用上問題はございません。
シュルティボックスとは、ドローン(持続音)を出す為の楽器で、チューナーの役割をする楽器です。
基本の音(Key)を聞きながら楽器をチューニング(調弦)し、長時間演奏するインドの古典音楽では、演奏中に基本の音から外れないようにドローン(持続音)を鳴らしながら演奏します。
さらに音の揺らぎや倍音、ジャワリ音(サワリ音)も重要なので、機械式のチューナーでは表せない音世界を持っています。
声楽の伴奏や古典音楽など様々な場面で演奏に用いられます。
構造はハルモニウムと似ていて、ふいごで空気を送り「音蓋」をスライドさせ、内部のリードを振動させます。
チューナーの役割だけではなく、コードで雰囲気をつくるのも良いですし、徐々に音(コード)を変化させて曲をつくるのも楽しいですね。
シンプルな楽器ですのでアイディアひとつで様々な演奏方法を見つけることができる楽器です。
最近ではシュルティボックスの魅力が広がり、各メーカーがサイズを変えたり発信音を増やしたりとバリエーションが増えてきました。
こちらは「Lサイズ(通常サイズ)」になります。たっぷりと空気が入りますので息切れしにくく、演奏感は安定しています。
仕様:
・クロマチック13音
左から【ド・ド#・レ・レ#・ミ・ファ・ファ#・ソ・ソ#・ラ・ラ#・シ・ド(C3〜C4)】(C4をセンターCとして)
・Lサイズ(13Note) 約31.5cm×41.5cm×6.cm (縦×横×厚み)重さ:約3kg
●製作:インド
●付属品:専用ソフトケース
●使用方法
前面・背面のストッパーをはずし、背面のふいごで空気を送ると全面に空気がたまります。任意の音蓋をスライドさせ音を出して下さい。
転倒防止の足が付いています。(本体下部スライドしてお使い下さい。)
※スライド部分、場所によっては表面の塗装がうすく削れる可能性がございます。ご了承下さい。
音が出ない状態(音蓋を閉めた状態)のままで空気を入れますと空気が逃げずタンクの破損など壊れる原因になります。
演奏後は本体に残っている空気を抜いてストッパーをつけて下さい。(音を出しっぱなしにして、ふいごを閉じる)。
※調律はされていますが空気の量で気にならない程度に数セント音が前後します。
またすべて手作業で作られている楽器です。リードによって音量の大小、音が鳴り始めるタイミングなど多少の個体差があります。ご理解下さい。
●シュルティボックス参考動画(※実際の商品とは異なるものもございます。ご注意ください)
・両手が使える一番アナログな方法です。
・ワイヤーを使用した方法です。
・36noteのシュルティを使って下さってます!
※楽器を扱う注意点
高音多湿、直射日光を避けて保管して下さい。
ハルモニウムは繊細な作りです。ぶつけたり、落としたりすると壊れます。運搬には十分ご注意ください。
必要以上に多く、または強く空気を送り込むと「ふいご」やリードが壊れます。ご注意ください。