うずまき線刻白系(三色)ヒスイ石笛 (音量と音域の広い13mm孔・指孔付き・円柱状孔・ペンダント仕様・半艶仕上げ) [24I0803]

KZ-24I0803

77,000円(税込)

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商品のご説明

野趣あふれる原石の姿を活かし、野太い線刻を施した縄文テイストの大珠風ペンダント仕様の石笛です。
使用原石は白地に黒と緑の模様が浮かぶ3色ヒスイです。

一般的な石笛の吹き孔は8mm直径が多いですが、よほどの工夫をしないと吹けばピーと音が鳴るだけの音域が狭い石笛になってしまいますので、初心者には吹きにくく、中級者以上には物足りないと評価されてしまいます。
そんな訳で、ぬなかわヒスイ工房の石笛は10mm孔、12mm孔の吹き孔が多いのですが、この石笛はなんと13mm孔!
息が吹きこみやすさ、操作性、音色、音量のどれをとっても他の追随を許しませんが、とくに極端な薄造りですので石笛自体が共鳴する倍音特性はぬなかわヒスイ工房ならではと自負しています。

ぬなかわヒスイ工房の石笛は、吹き孔・紐孔・指孔の全てが研磨されており、量産品では真似できない研磨と精妙な曲線と研磨をお愉しみいただけます。
異形の石笛ですがオクターブ超えの音域と、抜群の操作性、石笛自体が共鳴した芳醇な倍音を持ちます。

*値段はお問い合わせください。


アクセサリーやお守りとして持ち歩ける大珠風のペンダントタイプですが、1オクターブを超える全音域でも鈴を転がすような倍音が響きます。ご神事やライブ用石笛としても最適。

音質の特徴
憂愁を帯びた落ち着いた中〜低音域が鎮魂的で厳かな音色。指孔解放で払い浄め的な高音に変化する。
限界まで薄くつくってあるゆえに倍音成分が豊富で、チューナーで正確なキーが計測しにくいほど
吹き方を一定に保ち、指孔の開閉を微調整するだけで音階のようなものが作れますので、能管っぽい演奏が愉しめます。

参考基本キー;A6
参考音域;B5〜D7
石質;非常に緻密
透光性;よい
色合;ライトグレーがかった白地に黒と緑の斑が浮かぶ
革紐:蝋引きコットン組紐サービス
孔寸法;φ13×深さ25mm


◎円柱状の孔とKnobさん孔の違いについて
一般的な人工石笛の吹き孔は円柱状になっています。
ぬなかわヒスイ工房の石笛の吹き孔は、円柱状とKnobさん仕様の試験管状孔の2種類を作り別けています。

2020年に友人であるデイジュリドウと石笛演奏家として活躍するKnobさんから、天然石笛と同じ丸底になった試験管状孔の石笛を作って欲しいと開発したのが、Knobさんモデルです。
ちなみに天然物の石笛には火山岩のガスが抜けてできタイプ、粗い結晶が抜け落ちたタイプもありますが、これらの孔は不定形ですので佳い音色がすることは稀です。

最も多いタイプはヤドカリなどの穿孔貝が巣穴にするために体を回転させながら開けた孔ですので、断面形状は円形で、底は半球状になっているために吹き込んだ息に乱流が生じにくい特長があり、石笛として愛用されている天然物はこのタイプです。

円柱孔と試験管状孔のどちらかに優劣がある訳ではなく、同じ孔の直径と深さで比較すると円柱孔は力強い音色で、容積があるために音域が若干広くなる特長があり、Knobさん孔は天然石笛に近い円やかな音色という特長があります。

◎一般的な市販品とぬなかわヒスイ工房の石笛の違い/Differences between ordinary commercial products and Nunakawa Jade Studio's stone flutes
一般的な人工石笛の多くは、原石の孔を開けやすい位置に吹き孔を開けっぱなしにしててあるだけですので、好きにくい形状であったり、吹き孔の底に中空ドリル痕の凸が残っていたり、内部壁面に荒々しい条痕が残っています。
これでは吹き込んだ息が乱流となりますので、音程が一定せず、雑味が多い耳ざわりな音色となってしまいます。
要するに吹けばピーと音が出るだけのですので、これではご神事で使う宗教家やプロの演奏家からは「孔をあけたヒスイの塊り」としか評価されません。
Most common artificial stone flutes have blowholes drilled into the rough stone in locations that are easy to drill, so they are difficult to blow.
This makes the breath to be turbulent, so the pitch of the sound is not consistent and the tone has a lot of harshness.
In short, the instrument only produces a peep sound when blown, so religious and professional performers who use it in Shinto rituals would only appreciate it as “a lump of jade with holes drilled in it”.

また石笛の表面も電動工具の切削傷がそのまま残っているものまであります。
ぬなかわヒスイ工房が研磨を徹底的にする理由は、「孔をあけたヒスイの塊り」から「ヒスイ製の石笛」に産まれ変わっていく上で必要な工程だと認識しているからです。

もちろん小さすぎると息が安定して吹き込めませんので、「持ちやすく・息が吹き込みやすい」形状と寸法も大事ですし、愛着のわく姿であることも大事です。
余談ですが、カーネギーホールで石笛を演奏した実績のある横澤和也さんから、「あなたの石笛は人工であっても天然石笛といってもいいですよ」と評価されたのは、迷いながらも石笛を作り始めて4年目くらい。正直ほっとしました。
Of course, if the flute is too small, the player cannot blow into it stably, so it is important that the shape and dimensions are “easy to hold and blow into,” and that it has a figure that is attractive and endearing.
As a side note, it was about four years after I started making stone flutes that Mr. Kazuya Yokozawa, who has performed stone flutes at Carnegie Hall, said to me, “Your stone flute can be called a natural stone flute even if it is artificial.


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