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≪音楽びっくり箱』発売により、特別限定期間中≫
まぼろしの楽譜 カチューシャ愛唱歌集
著:畠中英輔
ロシア音楽出版会
165ページ
シベリアからの「帰還者楽団」とのいわれた「音楽舞踊団カチューシャ」を知っていますか?
1980年代に解散した、ロシア民謡を日本に広めた団体です。1984年に「ソビエト・ロシア民謡歌曲集(112曲)」と「ミュージカル主題歌集(24曲)」から成る「カチューシャ愛唱歌集」を出しています。
本書はこの「ソビエト・ロシア民謡歌集」を復刻したものです。
カチューシャが訳した、ほぼ全作品が入っています。
「エルベ河」「川岸のベンチで」「カリンカ」「小さいぐみの木」「トロイカ」「鳩よとべ」「波止場の夜」「小麦色の娘」「鈴蘭」「モスクワ郊外の夕ぐれ」など、日本でよく知られた曲がいっぱいです。
この本の価値は、むしろその他のあまり知られなかった曲の数々です。もう一度これらの曲を歌ってみて下さい。合唱団はレパートリーに加えてみて下さい。戦後、世界の歌が日本風に訳されました。
1970年前後には沖縄返還運動とベトナム戦争の影響で、労働歌や朝鮮、ベトナムの歌も歌われました。
シャンソンやカンツォーネも愛されました。ロシアの歌は、平和とか戦争、人間をテーマにしていることが多いのです。
再び世界の有効のために世界の名曲を探す旅に出て下さい。
「日本のうたごえ運動におけるロシア・ソヴィエト歌曲の影響」などの読み物も付けています。(著者)